CB−Fオーバーホール記

2001年3月にCB−Fの腰上をオーバーホールしました。  きっかけは2000年10月のCB−FOC四国支部オフミに参加するため朝暖気をしてたらクランクケースとシリンダー間、シリンダーとシリンダーヘッド間からオイル漏れが顕著にみられ、これはオーバーホールしなければ!と思い計画を発動しました。 今回は
 オイル漏れの傾向と対策    (原因究明と対策)
 エンジンのリフレッシュ     (経年劣化で大分塗装が剥がれているので)
 フロントの車高アップ      (トリプルツリーのモデファイ)
という3点が大きな目的でしたが・・・

3月10日に工場長の勤めるタイヤ屋さんの一角を借り作業を開始する。 エンジンオイルを抜き、外装、マフラー、前後タイヤを外し、トリプルツリーとフロントフォークを外し、バッテリーケースのボルトを外してキャブBOXとキャブレターを外し、ダウンチューブとエンジンハンガーボルトを外すと、フレームとエンジンは分離した。 この日はこれで作業を終えた。 仕事がある為土曜、祝日しかイジれないので合間に外した部品をリフレッシュする事に。 まずチェイス管はすべて分解し、洗浄した後ヨシムラのステンマジックで磨くとステンレスの錆やくすみが取れ、かなり綺麗になった。 フロント周りはCB400SFのステムではトップブリッジの位置が本来より1cmほど上がってしまいその分フロントフォークの自由長が犠牲になり右コーナーフルバンクでEXパイプ集合部が接地してたのでCBーFのステムシャフトと打ち替えることに。 困ったときの大岡さん頼みでオートランド大岡にノーマルステム共々持ち込み打ち替えを依頼した。 またスロットルパイプをXL500の純正品にしようと部品を買ったがストッパーの位置が悪く取り付けることが出来ずにいたのでついでに大岡さんに加工を依頼した。


さて下ろしたエンジンを3月20日にお彼岸の墓参りも行かず(17日は子供が2人とも水疱瘡でダウンして奥さんが仕事の為僕が子守をしてたので作業が出来ず)ばらすことに。 今回奮発してシム計測用のマイクロゲージを購入し、ヘッドカバーを開けIN側カムを外したところでハッとした。「タペットクリアランスを見るのを忘れてたぁ〜!」 そうすればシムを先に注文できたのに〜と思っても後の祭りで仕方なくEX側のみ計測したが交差外は2ヶ所でそれも手持ちのシムで対処出来た。 その後EXカムも外し、ヘッドボルトをゆるめ、シリンダーヘッドをおろし、シリンダーを外そうとするが何故か抜けない。前回はすぐ外れたのにと思ったが仕方なく今回ヘッドボルトも新品にする予定だったのでヘッドボルトを先に外すことに。 12本全部を苦労して取り外し、シリンダーを外すとベースパッキンに異常は見られずシリンダー裏を見てみるとシリンダーとスリーブの隙間に入るOリングを奥に入れすぎて経年劣化と相まってオイルが漏れ、スタッドボルトを伝ってヘッド側にも漏れた様でそのあたりのパッキン類もすべて新品にする事に。 新品のスタッドボルトを半分セットするが1本どうもねじ込みが固いと思ってたら動かなくなった。 これはまずいと思い緩めようとするが緩まず仕方なくインパクトで締め込んだら奥まで入ったが多分2度と緩まないだろう(爆) ピストンリングは今回交換せずにシリンダーを再びセットする。ピストンリングコンプレッサーなどないので丁度遊びに来ていたホンダ整備士1級!のkazuさんに手伝って貰いそんなに苦労することなくピストンは収まった。 残りのヘッドボルトをねじ込みシリンダーヘッドを載せヘッドボルトをトルクレンチで締めたところでこの日は時間切れで終了した。 カムホルダーのタコメーターワイヤーの取り付けのネジが呆けてしまっておりこれも大岡さんに修理を依頼しておいた。



3月24日に作業の続きをする。 午前中にカムシャフトをセットし、IN側のタペットクリアランスを診て1ヶ所手持ちのシムでは対処出来ずに注文する事に。 エンジン本体を塗装するためにヘッドカバーを借付けしてたらフラフラして(あれっ、めまいかな?)と思ったがどうも工場自体がガタガタと音を立てて揺れている。 地震だぁ〜と思いあわてて外へ飛び出すと止まっている11tダンプも揺れてた。(これが芸予地震だった) 地震が収まって自宅にTELで無事を確認し作業を再開する。 各部をマスキングしエンジンを台車に載せ外へ出し、R/R誌の広告を見て注文しておいたTopHeatという耐熱塗料をシリンダーに吹き付けた。 本当は焼き付けの必要があるが完成してエンジン自体の発熱で低温で長時間焼き付け(笑)することに。 塗装の後再びヘッドカバーを外し前回のオーバーホール時にサンドブラストしていたので今回は大岡さんにガラスパウダーでの仕上げショットを依頼した。エンジンの次はフレームである。 色の剥がれた部分をペーパーで慣らし、脱脂の後ホンダアクセスの純正塗料のモンツァレッドを吹き付けたがどうも色が弾いてうまく塗れないので諦めてタッチアップ程度にした。 後日加工依頼していた全てが出来たので引き取りアンダーブラケットをブラストしてサフェーサーを塗ってくれてたので後日トップブリッジと共にグレーメタで吹いた。 エンジンを何度か移動したときにドレンボルトのデジタル油温計のセンサーの線がちぎれたので販売元のヨシムラに問い合わせるとなんと「初期の油温計のセンサーは廃盤でおまけに現行機種用との互換性も無い」とお姉さんが優しい口調でおっしゃるので仕方なく諦め、先でボルトメーター付きに交換する事にした。


3月31日は明日(4月1日)がツーリングなんで今日中に組み立てなければいけない。 朝からオートランド大岡で打ち替えたステムシャフトにベアリングを圧入し、タイヤ屋さんで作業を開始した。 注文しておいたシムを入れてクリアランスを確認し、仕上げショットしたタペットカバーを新しいパッキンに換え液体パッキンを塗布し(ここでのツメの甘さが後で影響する)カバーを規定トルクで締め付け、フレームに載せる。 

フレームとエンジンが干渉する場所にカバーをしてフレームをエンジンに被せフロント周りを付けるべくステムシャフトを付けようとしたら何と新品のアッパーベアリングの内径が小さく入らない。 あわてて刻印の番号(32005)を確認し間違いないが数字の後のアルファベットが違うのでどうも内径が違うらしい。今更言ってもグリスも塗っており返品も出来ず、また翌日のツーリングに参加したいんでまだ使えそうだった古いアッパーベアリングを洗浄しグリスを塗り再使用した。 ここでお昼になったのだが昼食も摂らず作業してたがフロントアクスルシャフトを忘れてきたので取りに行くついでにローソンでサンドイッチを買って移動中の車中で頬張る。 無事トップブリッジを付けハンドル、メーター周りを取り付けフロント周りを付けると右ダウンチューブを取り付けエンジンハンガーボルトを工場長に手伝って貰いすべて差し込む。  これでエンジンは載ったのでリヤ、フロントの順でタイヤとブレーキ周りを取り付けキャブボックスとキャブレターを取り付ける。 これがCB−Fユーザーの1番嫌がる作業でとても付けづらいが今回はそんなに苦労することなく取り付けることが出来た。 大岡さんの細工してくれたスロットルホルダーを取り付け各部ワイヤーを取り付け調整し、ハーネス類を付け外装を付けると終業時間になったが工場長の好意で作業を続けさせてもらえることに。 夕方様子を見に来てくれたFさんに手伝って貰いマフラーを取り付けエンジンオイルを入れた後各部増し締めをしてとりあえず完成した。 火入れをするべくクランキングするがバッテリーが弱く数度で上がってしまった。 そのときPM7:30、ブースターケーブルも無いし工場長も用事があるので一時作業を中断し、PM9:00より再開する事に。帰宅して夕食を摂りブースターケーブルを持ってPM9:00に再開した。 軽トラのバッテリーにケーブルを繋ぎクランキングした瞬間、ボッボッボッ!という排気音と共にエンジンはよみがえった。 やった〜と思い暖気する間に各部電装系をチェックするとホーンとウィンカーのカプラーが外れていたので取り付け、アマチュア無線機のテストをしようとハンディ機を付けると何故か電源が入らない。 よく見ると結線が外れてたので直そうとテープを剥がしたらフォークに接触してパチッと言う音と共にヒューズが飛んだ。 あっちゃ〜と思ったがとりあえず結線し直しテープで貼り付け手持ちのないヒューズは出発前に付けようと思いPM10:00に作業を終えた。 


あとがき 
今回は少ない時間で急仕上げの割にはうまく出来たと思ってます。 最初光りすぎだと思ったシリンダーもエンジンの塗料が焼き付くまで暫く臭かったのですが焼き付き後は程良く艶が退色し、仕上げショットが美しいヘッドカバーと鈍く黒光りするシリンダーはとても綺麗です。 翌日のツーリングでもオイル滲み(ツーレポ参照)以外これといったトラブルもなく、また自分の思ったとおりの良い結果も得られとても満足するものになりました。 本当はバッテリーも現行のメンテフリータイプに換装し、塗装の剥がれた前後ホイールは再塗装したかったのですが今回金銭的、時間的に無理だったので次回にしようと思っています。 最後に快く場所を提供してくれ色々手伝ってくれた工場長他お手数の数々を掛けた皆様にこの場を借りてお礼を申し上げます。   おわり

分かりづらいですがオーバーホール前(左)とオーバーホール後(右) 

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